AHA Scientific Sessions 2017に参加して|正木 直樹


この度、アナハイムで行われたAHA Scientific Sessions 2017に参加させて頂きました。11月のアナハイムはやや肌寒いくらいの気候で、ロサンゼルス空港から乗り合いバスで1時間弱程度のところに位置しておりました。会場は例年通り非常に広いコンベンションセンターで開催され、各セッション間の移動が大変なものでした。

今回の発表は自身の学位研究をまとめたもので、テーマは「総肺静脈還流異常症術後の肺静脈狭窄の発症メカニズムの解明とその予防法の検討」でした。ブタで新たな肺静脈狭窄症モデルを確立・作製し、肺静脈狭窄症の進展に平滑筋細胞の表現型の変化や増殖能獲得が関与していることを示し、加えてラパマイシン徐放フィルムを用いて肺静脈の吻合部に外側よりアプローチすることで肺静脈狭窄が予防できる可能性を示しました。自身の大学院4年間の集大成としてAHAで発表させて頂き、これまでのAHAでの発表以上に多くの海外の先生方に自身の研究成果を興味を持って聞いていただくことができたと思います。

また同会では大学院同期でオタワに留学中の細山先生も発表があり、再会する機会がありました。細山先生は留学してまだ1年ですが既に留学先の研究データをまとめたものを発表しており、成果を出している先生を見て非常に刺激を受けました。また、循環器内科を中心とした学会ではありますが、外科系のsessionも数多くあり、著明な先生の講演やあらたな知見に関する発表など多くの刺激を受けました。

最後になりましたが、このような海外発表の機会を与えて下さり、齋木先生はじめ、医局の先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。今後も世界にいろいろと発信していけるよう日々研鑽を積んで行こうと思います。