Experimental Biology 2018に参加して|佐々木 康之輔

今回,Experimental biologyという学会に参加してきましたので,学会の紹介も兼ねてご報告させていただきます。Experimental biology,通称EBは5つの学会(American Association of Anatomists (AAA),American Physiological Society (APS),American Society for Biochemistry and Molecular Biology (ASBMB),American Society for Investigative Pathology (ASIP),American Society for Pharmacology and Experimental Therapeutics (ASPET))が一堂に会しておおむね毎年4月に開催される合同学会です。そのため,参加者は1万4000人を超え,解剖学・生理学・生化学・病理学・薬理学・栄養学の分野に焦点が当てられた演題が多く集まるmultidisciplinary meetingとなっています。
2018年は4月21日から25日の5日間サンディエゴで開催され,私は「Evaluation of cardiovascular hemodynamics in response to recumbent positions by using magnetic resonance imaging」というタイトルでPoster presentationを行ってきました。これは,私が看護師として病院で勤務していた時,体位変換が循環動態にそもそも影響を与えるのか,仮に与えるとしたらどのような変化が起きるのかに興味を持ち,文献を探しても基礎的検討がごくわずかであったことから,評価したものです。海外研究者とのディスカッションでは,伝えたいことをまだまだ正確に伝えられないという悔しい思いも経験し,英語の重要性を再認識させられました。
この時期,サンディエゴは最高気温20度と温暖で過ごしやすく,サンディエゴの街並みも楽しむことができました。サンディエゴを訪れるのは今回で3回目ですが,オムレツを毎回食べに行く場所があります。Richard Walker’s Pancake Houseという場所です。店名にもあるようにアップルシナモンパンケーキやジャーマンパンケーキ等のパンケーキが名物で美味しいのですが,個人的にはオムレツが好きで学会期間中1度だけでなく何度かみんなで行きます。訪れる機会がありましたら,ご賞味下さい。ただし,サイズは大きいのでご注意ください。
最後となりますが,発表テーマの遂行に際し,多くのご協力・ご助言をいただいた東北大学の放射線科医・放射線技師のみなさま,そして発表の機会を受け入れていただいた齋木先生をはじめとした医局の先生方に,この場を借りて深く感謝申し上げます。ありがとうございました。