代表ご挨拶
血管外科研究会の時代から数えて50年以上の歴史を有する日本血管外科学会ではありますが、各地域でそれぞれに発生し発展してきた血管外科地方会と、血管外科領域の総合学会として1992年に新たなスタートを切った日本血管外科学会本体との関係性は必ずしも明確ではありませんでした。そのような中で時代背景に変化が訪れ、高齢化社会の到来、生活習慣病の増加に伴い血管病も多様化し、その社会的ニーズに応えるために必要な血管外科医が十分に育成されていないことが浮き彫りになっていました。現在、徐々に進行している働き方改革や循環器病対策基本法の下での改革において、地域に根差した血管病治療体制整備のためには、地方会の活性化が不可欠との認識が共有されました。
そこで2018年から地方会と学会本体の一体化の必要性が検討され始め、十分な議論を経て2023年より会員管理を含めた地方会と学会本体との統一がなされました。そのことによって、「血管外科領域における安全で良質な医療の提供を通じて人々の健康と福利の増進を目指す」という日本血管外科学会の理念が、地域に密着する地方会活動を通じて普及されることに繋がる体制が整いました。
学会本体との一体感を強く感じる契機となったのが、2024年から開始されたU-35 Case report award セッションで、各地方会学術集会での最優秀賞受賞演題を全国学会の檜舞台に持ち寄って頂上決戦に臨むという企画でありました。このような企画が今後の地方会の発展につながる弾みとなることを期待しています。
血管外科東北地方会としましては、この地域における地方会活動に求められることに注意を傾け、その使命達成のために247名(2024年現在)の地方会会員諸氏と力を合わせ努力し続けたいと考えておりますので、どうぞ多くのお声を寄せて頂きますようお願い申し上げます。
そこで2018年から地方会と学会本体の一体化の必要性が検討され始め、十分な議論を経て2023年より会員管理を含めた地方会と学会本体との統一がなされました。そのことによって、「血管外科領域における安全で良質な医療の提供を通じて人々の健康と福利の増進を目指す」という日本血管外科学会の理念が、地域に密着する地方会活動を通じて普及されることに繋がる体制が整いました。
学会本体との一体感を強く感じる契機となったのが、2024年から開始されたU-35 Case report award セッションで、各地方会学術集会での最優秀賞受賞演題を全国学会の檜舞台に持ち寄って頂上決戦に臨むという企画でありました。このような企画が今後の地方会の発展につながる弾みとなることを期待しています。
血管外科東北地方会としましては、この地域における地方会活動に求められることに注意を傾け、その使命達成のために247名(2024年現在)の地方会会員諸氏と力を合わせ努力し続けたいと考えておりますので、どうぞ多くのお声を寄せて頂きますようお願い申し上げます。

日本血管外科学会東北地方会
代表:齋木 佳克
(東北大学大学院医学系研究科 外科病態学講座 心臓血管外科学分野 教授)
アクティビティレポート
「第44回日本血管外科学会東北地方会」が盛岡市で開催されました。
会 期
2024年9月14日(土)の1日間
会 場
マリオス 盛岡地域交流センター 18F会議室
(岩手県盛岡市盛岡駅西通2-9-1)
Case Presentation Awardsでは最優秀演題賞として東北大学心臓血管外科 田子竜也先生が受賞し、2025年5月に福岡で開催される「53回日本血管外科学会学術総会」の当地方会代表者に選出されました。
第53回日本血管外科学会学術総会サイト:https://www.congre.co.jp/jsvs53/
Case Presentation Awards
次回の、「日本血管外科学会東北地方会Case Presentation Awards」は、「第46回日本血管外科学会東北地方会」にて発表された演題の中から最優秀演題者を全国学会への代表者として選出いたします。
「日本血管外科学会東北地方会Case Presentation Award」の発表資格条件は以下の通りです。
発表資格条件
・応募時に35歳以下であること(学生対象外)
・研修医を含む専門医取得前であること
事務局
日本血管外科学会東北地方会事務局
〒980-8574 仙台市青葉区星陵町1-1 (東北大学心臓血管外科医局内)
電話:022-717-7222 / FAX:022-717-7227
E-mail:mariko.takashina.b5@tohoku.ac.jp